2019年01月27日

「Wishbass Prototype Lobe(各部調整)」

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Wishbass First Prototype Red Cedar Piezo Pickup Lobe

個人製作した楽器を自身のHPやebayで多数出品しているWishお爺ちゃん(Stephen Wishnevsky)による
人気機種「Lobe」のピエゾPU搭載型のプロトタイプモデルになります

オーダーも受け付けているようですが、ebayに出品されるものも一点物に近い作りなので、
気に入ったものが出たら購入という形が手っ取り早いと思います

そんなコツコツと作り続けてシリアルナンバーも2000を超える中、
新作の試作モデルが出品されていたのでポチった次第となります
(見た目も大変良く、めちゃくちゃ安かった)

商品説明曰く

「間違いなくこの地球上で最高の響きのベースです」
※どの商品ページにも書いてあります

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さて、4弦をEにチューニングしようとすると、
弦のボールエンド止め部の割れが広がって一向にチューニングが終わりません
弦も最初からフニャフニャな品質のものが張ってあります
こういうものを許容し、納得出来る人が購入するような楽器になります
(プロトタイプ物は尚更この傾向が強い)

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ナット、ブリッジは人工大理石(コーリアン)製
極力金属パーツを使わないことに拘っているのでこういう形になったのでしょう

4弦部の溝切りに失敗したままの物を使っていますが、
購入した人は気にもしない空気がウィッシュベースの人徳のなせる業ですね

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鉛筆ケガキの残った釘を打っただけのポジションマークや
ペグ位置決めのポンチ跡などウィッシュベースの話題には欠かせないお約束な部分も健在です

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こういう節やコブ部分がかっこいい

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以前は透明なロゴステッカーだったのですが近年は紙製に変更されてしまいました
耐久性が落ちた気がして少し残念なところ

あと何故か各所にマイナスネジ多用します

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コーリアンのコマの下、指板裏に貼り付けられた圧電素子が見えます
コントロールはボリュームのみ

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ウォルナット、メイプル、パープルハートの5ピースネック
ここだけなら高級な楽器に見えなくもないです

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後の作業の為にステッカーを剥がします
木材に直接ですし、粘着力は弱かったので簡単に剥がれました

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愛らしいウィッシュベースは無改造で使いたい気持ちもあるのですが、
プロトタイプですし、既にジャンク品みたいな状態ですし、
気になるボディ形状や演奏性の悪いところも修正したいと思います

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製作時の光景を見ても毎回フリーハンドでボディ形状を決めている感じなので、
ハイポジションでの演奏性向上のためにホーン部を削ります

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丸いお尻(?)が好きなのでボディ下部はそんな感じに形状修正
デコボコだったネック裏やその他のラインも滑らかに繋がるように均してみました

太い太いと言われているウィッシュベースのネックもこの個体に関しては普通に薄いので、
トラスロッド非搭載も相まって今後ネックがどういう状態になるのかわかりません
(それも込みで試作品なのかな〜)

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ボールエンド止め部の修復に入ります
厚み0.5mmの銅板を用意しまして、

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接着後、弦を固定できるようにしました
金属を極力使わないコンセプトを崩すようですが、
弦すら固定できないくらいの不良では仕方ありません

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折角なので弦アースも取れるようにと銅板からアースを引き回してみましたが、
ピエゾPUのノイズ処理に関して効果はない気がします

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どこかの切れ端みたいな貧弱な配線(圧電素子部の余り?)は出音が気になるようなこともないのでこのままです

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出品された商品説明にもあったのですが、楽器表面の処理は「Tru-Oil」を使用しているらしく、同じように軽く使ってみたところ、ニス多めのオイルといった感じで素手で塗りたくるにはベトベトしすぎますし、処理後のヌメヌメした光沢もあまり趣味ではなかったので、結局削り取ってツヤ消しにしました

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ジャトバの指板だけは紙ヤスリの番手を上げて平面と光沢を出してみました

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ナットとブリッジを整形して弦高を調整します
フレットレスはどれくらいが最適なのかわからないので、普段(フレッテッド)より高めを落とし所としています
それでもナットの1弦部はかなり下げられたので、ペグに向かう弦と干渉する木部を削っています

ナットは弦間隔も気になったのですべて削り落としてから溝を切り直していますが、
元々がそれくらいのマージンのある弦高だったということでもあります

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結局、300番くらいまで磨いてワトコオイル(クリア)と蜜蝋ワックスでしっとり落ち着いたフィニッシュにしました
オイルフィニッシュはお手軽と見せかけて綺麗に仕上げようとすると手間がかかるので苦手です

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かわいい琥珀色のノブがチョイスされています
やれハイエンド系や日本人だったらこういう部分はすぐに木製ノブにしがちなところ(偏見)を、
安っぽいノブでバランス良くまとめているところが好き

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木の塊のためかキンキンと共鳴する部分がなくてやさしい音がします
触り心地も抱き心地も好き

好き過ぎて作者本人がKindleで出している同人誌(?)も購入しました

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届いたダンボール箱に書かれたサインも好き
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