2021年01月17日

「VOX V847 Union Jack(エフェクトONが小さいです)」

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VOX V847 Union Jack

VOXの定番ワウ・ペダル「V847」のユニオン・ジャック仕様です
現行品にもユニオン・ジャック仕様がありますが、こちらは旧デザインのものになります

真っ黒で落ち着いた通常モデルも良いのですが、
ド派手な方が気分が上がるというだけで手頃なジャンク品を手に入れてきました
(性能は変わりません)

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電池駆動のみ(DCジャックなし)のため、中身は至ってシンプル

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エフェクト音が小さい原因はフット・スイッチの故障でした
(導通が完全に遮断されているわけでもなく少しだけ繋がっていました)
分解も難しそうな構造ですし、接点洗浄スプレーをさしてみても改善されなかったので交換します

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用意したのは昔、ワウ・ペダルのトゥルー・バイパス化の改造等で外されたフット・スイッチです(たぶん)
今回のように壊れたワウ・ペダルから取り外されたものでないことを祈りましょう

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折角ならそれこそトゥルー・バイパス化すれば良いのですが、
こうやってバツ印のついた壊れたフット・スイッチばかりが出てきましたし、
LEDを追加する予定もないので、今回はそういう記事にはなりません

ワウ・ペダルをトゥルー・バイパスにしたくてこのブログに辿り着いた方は
もう一度検索しなおしてください(陳謝)

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捨てられない壊れたフット・スイッチ・コレクションです

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ギターに拘って、エフェクターに拘って、アンプに拘って、
いざ臨んだライブで1曲まるごとワウ・ペダルを踏んだまま演奏していた失敗なんて誰しもあることでしょう

ON/OFFがわかるLEDの追加は必要だと実感する瞬間です
でもこんな音色で誰も気付かないんじゃ音作りなんて不要だと実感する瞬間です

2021年01月10日

「Roland JC-20(LEDが光りません)」

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Roland JC-20 JAZZ CHORUS-20

どこのリハスタでも見かけるジャズコ(JC-120)の小型版です
ユーザーの想像していたデザインや仕様をズレることなく商品化した逸品だと思います
小型ながらフルサイズと同仕様の堅牢な外装は所有欲を満たしてくれますね

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しかし中古で見かける個体はタイトルの通り、
電源を入れても音は出るがLEDは光らないものばかりです

個人で使用する分にはこれでも問題ないのですが、
この日の気分はドライバーを手にとって分解を始めていました

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本当に自宅練習用?と疑いたくなるほど爆音の小型アンプですが、
頭の大きい部品の制振対策はしっかりしているようで安心感があります
(強いて言うならブリッジダイオードの足が弱そう)

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LEDが光らない原因は経験済みで知っているんです
アンプのシャーシと基板のグランド部分の接触が悪くなっています

シャーシはヤスリをかけ、基板部はハンダを盛り直しました

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無事、LEDが光りましたね

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分解したついでグラグラしていたインプット・ジャック部分もホットボンドで補強しました

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ツマミをすべてゼロにした時の「サー」ノイズが気になるのですが、
これはこの機種の仕様と思うことにします
(他の個体でも同じようなノイズ量でした)

ノイズ改善された方がいましたら御一報ください
真似させていただきます

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ところでスピーカー・ユニットに見慣れないものがありました

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ボードゲームの駒?

再度同じ箇所に付け直しました
こいち | Comment(0) | アンプ

2020年12月13日

「Guyatone PS-033 DISTORTION FOR BASS B-III(接点洗浄) 」

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Guyatone PS-033 DISTORTION FOR BASS B-III

グヤトーンのベース向けディストーションになります
ノブの形やらコントロール名(FILTER)等からPROCO RATクローン感が漂ってきますね
真相はどうあれクリーン・ミックスのツマミの存在はベーシスト心をくすぐるのではないでしょうか

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この手のポットはいつもガリだらけ、
接点洗浄スプレーをシュッと一吹き、シャフトをぐりぐり回してお掃除しました
(内部にホコリが溜まっている感じだったのでエアーで飛ばした方が良かったかも)

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回路は追ってませんが、LM308Nが載っているのでRAT系かしら(暴論)
クリッピング部(?)のダイオード1&2がゲルマ、ダイオード3&4がシリコンっぽいのが興味深いですね

ちなみに出音自体はRATに比べて歪みの重心が低いので(もっさりしてクランチも出しづらい)、
「RATの音にクリーン・ミックスが欲しい」と思う人は素直にブレンダー等を導入した方が吉だと思いました

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グヤトーンの筐体の穴あけ具合はコントロールの自由度が高くて好きです
通常のボリューム用の丸穴が6つに、グライコ等のスライド・ボリュームにも対応できる縦長スリットまであるのが嬉しいですね
これを利用して半分がスライド・ボリュームの機種もあるのが面白かったです
エフェクター実験用の筐体としても便利そう


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電池がなくなってくるとLEDの色が緑に変化するのもかわいい
センター・マイナス表記のデザインもかっこいい

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RATっぽさ、特になかったかもしれません
(FILTERの効きも逆方向ですし)

2020年12月07日

「ESP Musical Academy DISTORTION(エフェクト音が出ません)」

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ESP Musical Academy DISTORTION

専門学校ESPミュージカルアカデミーにて時折開催される
「エフェクター製作体験」で誰かが持ち帰ってきたエフェクターでしょう
※2020年現在の校名は専門学校ESPエンターテインメント東京

学園の先生方が工夫を凝らし、
限られた時間内に誰でもエフェクターを完成させられるようなキットになっており、
構造を見ると優しさ満載、温かい気持ちになるエフェクターでもあります

今回はエフェクト音が出ない個体をリサイクルショップで発見、
欲しいと思ってもいい歳した大人が制作体験に紛れ込むのは困難ですからね
ありがたく入手させていただきました

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仕上げにインプット、アウトプットジャックのハンダ付けを行う設計なので、修理のアクセスは悪い気もするのですが、
エフェクトの心臓部自体はポットを直付けした基板の方にモジュール化されているので、修理の切り分けが楽で良いですね

この制限のある仕様(2ノブ、ミニサイズの筐体)で製作体験に数種類のエフェクトをラインナップしているのは流石です

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目視で壊れていそうな部品は見当たらず(焦げたり、割れてたり)、
フットスイッチ破損なし、同じく入出力の基板モジュールは導通OKなので、
エフェクト・モジュール部が原因でしょう

丁度ソケット式になっているIC(TL071CP)を手持ちの「TL081CP」に交換したら音が出るようになりました

壊れていてほしくない部品なのでいつもチェックは後回しにしてしまうのですが、
案外壊れているのが半導体部品ですね

ハンダゴテを握らずに修理が終わったのでヨシとします

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前オーナーも当時はワクワクしながら持ち帰ったものの、
音が出なくなったことで泣く泣く処分したのかもしれませんが、
しっかり音が出るようになったことをここで報告しますね

製作体験、めちゃくちゃ楽しいので興味があれば参加してみてください

ちなみに作例のエフェクターが魅力的すぎて、
問い合わせまでして大人が参加した時の記事は下記になります
今はこんな行動力ありません

「ミニワウを作ろう!」
http://koichizikan.seesaa.net/article/434938804.html

2020年11月25日

「Tokai HARD PUNCHER(全体調整)」

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Tokai HARD PUNCHER

東海楽器が本家フェンダーのフルコピーに勤しんでいた頃のPBタイプです
グレードは一番低いものだと思いますが、
当時のコピー品は安くてもチープさを感じないのが良いですね

こんな真っ黒な贋作は連載の方には出せないのでこちらで登場となります

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大人の事情ですね

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ヘッド形状はフェンダー・タイプ、
ブランド・ロゴは現行のものと同じものが使われています
この件で何度か怒られているそうですが、
当個体はヘッド形状が変更になる前のモデルということですね

ペグは3点止めタイプなので「上位機種ではない」という判断材料になるらしいです

”機能的には下位機種のペグも悪くないと思うんだけど、
上位機種は本家のレプリカなのでレトロなペグを採用する方が好まれる”


みたいな流れもあるのでしょう
(4点止めペグの方にもトルク調整機能は付いていたそうですが)

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ボディもしっかり採寸してNC加工されているとのことです
(ザグリの形状までコピーしているのを売りにしていた気がする)

ジャンクの理由は「ガリがあるため」となっていましたが、
こちらは洗浄せずとも少し回したら改善される程度のものでした

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サドルを下げても弦高を下げきれなかったネックの反りと仕込み具合の方が気になるので、その点を改善したいと思います

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弦がヨレヨレなので調整がてら弦交換もしましょう

普段なら本体代に弦の値段が迫るのは不本意ですが、
個体自体はしっかりした作りですし、
本来のポテンシャルを知りたくなったのかもしれませんね※本人談
(古くなってきた貰い物の弦を使い切りたかっただけとも言う)

tokai_hardpuncher_019.jpgtokai_hardpuncher_020.jpgtokai_hardpuncher_022.jpg
ペグ・ブッシュはなんとなくの気分で押し込み直しました
接着はしていないのでまた浮いてきて、居心地の良いポジションに落ち着くことでしょう

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ナットはブラス製のものに交換されていましたが、
ジャズベ用の出来合いの物だったのかナット幅が合っていません

これも作り直した方が良いですね

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「作り直したいけど楽もしたい」
ということでモデリング→3Dプリントでナットを作ることにします
(新鮮なものを作る労力は好き)

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樹脂のヒケもあるので少し大きめなサイズで出力して目標の形状に整形します
素材は手元にあったABS樹脂にしましたが、テストショットとしても便利ですし、
暫くこのまま使っても実用問題なさそうですね

何十年もこの樹脂素材が劣化せずに形を保てるとは思いませんが、
いつまで持つのかもわかりませんので人柱になっていただきます

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加工もしやすく気に入りました

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ネック・ポケットにシムは挟まれていません
サドルを下げきっても弦高が高いのはネックの仕込み角にも原因があると思うのですが、
あまり角度をつけすぎると(個人的に)弾き心地が悪くなりますし、
ネックの反りを調整した際、いい感じの弦高になったら素のままでいきましょう

tokai_hardpuncher_048.pngtokai_hardpuncher_034.jpgtokai_hardpuncher_030.jpg
こちら3Dプリンタで出力した面当たりシムになります
スチュマックで取り扱っている商品に倣って、0.25°、0.50°、1.00°で作成しています
結果からいうと使いませんでした

浅い角度で張ってある弦の弾き心地が好きなのでしょう

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入手時からフレットの高さは1フレット毎に山谷になっているような凸凹さでしたし、
1弦側が逆反り、4弦側が順反りのねじれも出ていましたし、
ハイ起きも併発しているようなお世辞にも良い状態のネックではありませんでしたが、
全体をすり合わせ、ハイポジ側のフレットを重点的に削ってお茶を濁しております

フレットの交換時期に指板修正していただければと思います(丸投げ)

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東海楽器が拘ってコピーした十字ナットは動きが渋かったのでグリスアップ

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カタログには「パーフェクト・レプリカ・ボディ」と謳われ、
ザグリまで正確にコピーしたような文言がありましたが、
実物と見比べたことがないのでわかりません

当時ピックアップにも3種類のグレードが用意されていたそうですが、
パッと見じゃ何もわかりません

わからないことだらけです

少なくとも下位機種にありがちなセラミック・マグネットのピックアップに逃げていないので、
捨てられない拘りがあったのでしょう

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ネックに角度をつけなかったのでサドルのイモネジが演奏の邪魔ですね
短いものに交換しました

ボディ本体と弦の隙間は狭くして弾きやすくしていきましょう
(逆の方が弾きやすい人っているのかしら?)

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これが個人的に最良な落とし所のプレベになります
シンプルな楽器ですし、セッティングの好みに差が出そうですね

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プレベとの付き合い方がわからず接してきたので、
推しポイントがわかりません

わからないことだらけです