
LINE6 DL4 Delay Modeler
LINE6のモデラー・シリーズのディレイ専用機になります
昔はライブハウスに行けば1バンドに一台のレベルで足元に鎮座していましたよね
わたしは
見た目が苦手で使うのを避けていたのですが、定番たる機種にもう一度向き合う機会も必要でしょう
音の出ないジャンク品を入手しました
ジャンク界隈では壊れてしまったものを「文鎮」と表現したりしますが、このサイズ感は迷惑なくらいの文鎮です
(早く直さないと作業場の占有率がすごい)

よくあるジャンク症状としては基板上のEPROMの接触不良でエフェクトが機能しないことがあるそうですが、こちらのROMを抜き差し、接点を磨いても症状は改善しません

基板の深部へ潜りましょう
抜きづらいノブは樹脂付きのプライヤーで引っ張りました
昔は傷も気にせずペンチで引き抜いていたのですが、現状の正解はこれということにします

動作を再確認します
このシリーズはバイパス動作をトゥルー・バイパスかオルタネイト(バッファード)バイパスか選択出来るため、内部回路を通らないトゥルー・バイパス・モードにしてみるとバイパス音は出るようになりました
※向かって左から1番目と3番目のフットSWを踏んだまま「MONO/L INPUT」端子にプラグを接続するとバイパス・モード切替
リレー周りは動作しているようです
次にテスト・モードで診断すると「FREQUENCY」でエラーが出ています
(というか診断結果すら出てくれない模様)
ちなみにテスト・モードの入り方と診断方法はググると出てきます
※長いので割愛
信号を追ってみてもADコンバータの後段は音が出ていません

回路図を参考に各電圧を測定してみます
チャージ・ポンプIC「MAX660」からの出力が弱いです
(本来の動作は3.3V→6.6Vに昇圧される)
電源周りの故障な気がします



故障していると思われるチャージ・ポンプICを外しました
(フラックスを塗布してハンダゴテ2本で除去しました)

手持ちに適当な代替品がなかったため、他のジャンク品から用意しました

少しハンダを盛り過ぎだと思いますが、ICを固定しました

電圧も正常に出力され、ディレイ音も鳴るようになりました

これが⋯⋯バンドマンの出していた音か〜!